ジョージア州のコミックス専門店店長が猥褻罪で裁判へ。

(日本のアニメ・マンガに直接関係無いが、あの松文館裁判の関連ということで。)

ジョージア州のコミックス専門店・店長ゴードン・リーの裁判が9月12日に開かれることが決定した。報道されているところでは、リーは昨年のフリー・コミック・ブック・デイ*1にヌードシーンのあるオルタナティヴ・コミックス#2を未成年者に配った疑いがかけられている。

リーが違反したと言われる法律は「ヌードや性的行動を描いたものを受け取ることからジョージアの市民(未成年者に限らない)を守る」ことをうたったもので、もしリーが有罪になった場合2万ドルの罰金かもしくは(または加えて)6年の禁固刑となる。

現在のところコミック・ブック・リーガル・ディフェンス・ファンド(CBLDF)が弁護団として経済的にもリーを支えている。このCBLDFはコミックス業界(アーティスト、マンガ専門店など様々な業種を含む)が検閲と戦うことを宣言して作られた基金で今までも同様のケースで弁護に立っており今回も積極的に基金への寄付を募っている。今週末のサンディエゴ・コミコン*2でも、ウイル・アイズナー、アラン・ムーアなど超有名コミックス作家たちの作品を出品したオークションを開く予定。

しかし実際問題になっているオルタナティヴ・コミックス#2にでてくるヌードというのは「ピカソ」の絵だという事で、あるコラムニストの表現によると「扇情的と言うより芸術的と言うべきもの」だそうだ。トホホ。

アメリカの法律は州によっても異なるので一概には言えないがやっぱり厳しい。数年前にもテキサスのコミックス専門店の店員が、大人の覆面警官にアダルト・コーナーにあった成人指定のコミックスを売ったことで有罪になった。有罪理由は「その店が小学校に近いことと、コミックスは子供にアピールするように作られていたから。」実際ニール・ガイマンなどのコミック・アーティストや法律関係者からは有罪に対する驚愕の声が多数あがった。この時もCBLDFはこのテキサスの店員の代わりに保釈金や罰金を支払っている。

関係リンク:
http://www.icv2.com/articles/news/7166.html http://www.icv2.com/articles/talkback/7177.html http://www.icv2.com/articles/news/3270.html

*1:フリー・コミック・ブック・デイとは1年に1回行われる無料で宣伝用コミックスを配る日のこと。

*2:世界で1番大きいコミックスのコンベンション。