イギリス映画協会選・子供に見せるべき映画ベスト10に宮崎作品
http://www.bfi.org.uk/education/events/watchthis/
(要約)
7月13日に開かれたイギリス映画協会主催の討論会「これを見ろ! Watch This!」で14歳までの子供に見せるべき映画のベスト10が作成、発表され、宮崎駿の『千と千尋の神隠し』が選ばれた。
普通子供と映画に関する討論会では、子供の権利よりもむしろ子供を如何に見せるべきでない物から守るかといったことに焦点が向かいがちである。しかし今回の討論では映画の文化的遺産を子供たちに継承していくことを巡って情熱的な議論が交わされた。
ベスト10リスト上の作品は子供たちにとって教育的という理由で選ばれたのではない。ヨーロッパ中から討論会に出席した学校の先生、映画関係者、子供のための映画関連団体の人たちが、実際に子供たちを対象に映画を上映した経験から子供たちが楽しんでいた映画を選んだのである。
ベスト10作品リスト。ただし順位はついていない。
- 千と千尋の神隠し(2001 日本)
- 自転車泥棒(1948 イタリア)
- ET(1982 アメリカ)
- ケス -Kes-(1969 イギリス)
- 狩人の夜(1955 フランス)
- 大人はわかってくれない(1959 フランス)
- ショー・ミー・ラヴ(1998 スウェーデン)
- トイ・ストーリー(1995 アメリカ)
- Where is the Friend's house?(1987 イラン)
- オズの魔法使い(1939 アメリカ)
追記
イギリス映画協会とは別のサイトで明らかにされたところによると、『千と千尋の神隠し』が選ばれた映画の中で最も多い投票数を得たということである。
http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/showbiz/showbiznews.html?in_article_id=356388&in_page_id=1773