『学校の怪談』DVDアメリカ版は日本版と違うストーリーで発売される事が決定。アメリカの熱烈なアニメファンの怒りを買うのは必至?
ICv2の記事からの要約。
今週開かれているアニメ・コンベンションのオタコンでアニメ・ライセンサーのADVが『学校の怪談』の英語吹き替え版はオリジナルとは違うストーリーで発売する、と発表した。
内容は完全にアメリカ人向けに変更され、オリジナルより今風で下ネタも入ることになるようだ。アメリカ版のために新しいシーンが付け加えられるということは無いが、経験ある声優陣が殆ど全てのセリフにおいて口の動きに合わせて即興で喋る事を許されるらしい。
この決定はアニメファン、特にオリジナルの日本版に少しでも手を加えることを嫌う筋金入りのファンたちの間で論議を呼ぶことは間違いない。日本版オリジナルに“手を加える”行為はアメリカでより多くの消費者に受け入れられるようにするため比較的増える傾向にあったが、今回のように全面的に改変されるのは初めての事。
このアメリカ版の成功、不成功に関わらず今回のDVD発売が多くの注目を集めることは必至で、オリジナルのまま売っていた場合より売上が良くなることが予想される。(過去の例でもオリジナル版のままより“手を加えた”版の方が消費者の反応が良かった。)そしてもし今回のDVDが成功したら、日本製のアニメ映像とアメリカ製の脚本を持つ新しい形態のアニメがこれからも発売されていくことになるかもしれない。