“ファンサブ”の合法化:ファンによる字幕付違法アニメを合法化する試み。

International Anime Distribution(IAD)は、アニメを配信する世界で最も大きいネット配信専門会社としてそのポータルサイトを立ち上げる計画を発表した。これは現在“ファンサブ”として知られるファンによる字幕付きアニメ配信に権利を与え、そのネット販売を合法化する初の試みである。

アニメの製作側はネット上の海賊版流通にその利益を奪われているとして、長い間ファンサブを敵視してきた。しかしネット上に流通する特定のフォームの海賊版を攻撃する行為は製作側の潜在的顧客を攻撃する行為になりかねない。と言うのも、ファンサブを楽しむファンは、オフィシャルDVDや関連商品をしばしば買ってくれる顧客である可能性が高いからである。

知的財産権を巡る問題において製作側と顧客側の両方を満足させる方策を求めた結果、ファンサブの製作者と接触しそのネット上販売にライセンスを与えることをIADは決断した。

IADのポータルサイトにはアニメ販売、ファンサブのグループ運営、放映直後のタイトルを売るシステム、IADのネットワークにファンサイトを組み入れる提携システム、広告、最新のプロテクト機能のついたオンデマンド配信システムが含まれる。ファンとファンサブ製作者が交流する掲示板、IADスタッフによるブログがサイト上で既にオープンしている。

IADは現在、契約するアニメ製作、販売会社、プロとして翻訳するファンサブ・グループ、アニメ関連商品を宣伝するアフィリエイトを募集中。

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