アメリカ高級新聞5誌、アメリカ産マンガ連載を決定。

Icv2 "Manga Hits the Funny PagesTo Attract Younger Readers"(11月8日)より要約。

Los Angeles Times、Denver Post、Vancouver Sun、Seattle Post-Intelligencer、The Detroit Newsの5紙が来年初頭から、日曜版のコミックス・コーナーにアメリカ産マンガを掲載することを決定した。掲載理由は単純。新聞読者の平均年齢が53歳であり、常に高齢化していく傾向にあるため、各紙では若い読者、特に過去5年間で書店でのマンガ売上を急速に伸ばすことに貢献したそのマンガ読者層の獲得に乗り出したのである。

日曜版のフルカラーのコミックス・コーナーに来年から登場するのは、TokyoPopの2作品。Ron Kaulfersch & Mike Schwark『Van Von Hunter』と Lindsay Chibos & Jared Hodges 『Peach Fuzz』である。TokyoPopティーンエイジャー向けの雑誌にもアメリカ産マンガを送り出し成功している。今回の、社会的認知度の高い新聞の日曜版へのマンガの掲載決定は、マンガ形式の物語に対する読者層拡大のまたとない機会になるだろう。

しかし、実際にこのマンガ2作品は多くの若い読者を得ることができるだろうか?より多くの新聞がマンガを載せるようになるだろうか?そして日本の『あずまんが大王』のようなユーモア・マンガにも同じような道が開けるのだろうか?現時点ではまだわからない。

↓今回新聞に掲載が決まったアメリカ産マンガ『Peach Fuzz』

Peach Fuzz 01

Peach Fuzz 01