『金色のガッシュベル』『ワンピース』『ナルト』11月米ケーブルTV視聴率好調。

アニメ情報サイトAnime Insider"Toonami: November Ratings"によると、ケーブルTV・カトゥーン・ネットワーク(CN)の「トゥーンナミ」と呼ばれる土曜夜の時間帯で『金色のガッシュベル』『ワンピース』『ナルト』3作品が11月を通して高い視聴率をあげた、ということだ。(以下、記事の要約。)

11月のCN土曜夜のアニメ視聴率がかつて無い2桁の上昇を示し、その中でも特に上記3作品の健闘が光っている。

ニールセン・メディア・リサーチによると、この3作品はCNの9−14歳のターゲット層の中で視聴世帯数と視聴率の両方で2桁の伸びを見せ、アメリカで日本アニメ人気が継続していることを証明した。

ガッシュベル』(土曜夜8時半)『ナルト』(土曜夜9時)『ワンピース』(土曜夜9時半)の視聴率は、6−11歳の年齢層でもかなりの上昇し、後者2作品は9−14歳の少年のいる平均視聴世帯数と平均視聴率でその時間帯の地上波とケーブルの両方で1位にランクした。
下の表は平均視聴世帯数と平均視聴率、そして去年の同時期との比較による上昇率。

ガッシュベル』
9−14歳 (世帯)633,000 - 33%上昇 (視聴率)2.6 - 37%上昇
6−11歳     616,000 - 9%           2.5 - 9%

『ナルト』
9−14歳 (世帯)790,000 - 70%上昇 (視聴率)3.2 - 68%上昇
6−11歳     654,000 - 22%          2.7 - 23%

『ワンピース』
9−14歳 (世帯)694,000 - 23%上昇 (視聴率)2.8 - 22%上昇
6−11歳     622,000 - 20%          2.6 - 24%

視聴率が2%台というと、日本の感覚では大きい数字ではないが、アメリカのケーブルTVでは良い数字。*1

『ワンピース』はフォックス(地上波)の土曜朝の時間帯4Kidsで、途中で放送が一旦終了することが明らかになったばかりだが、ここで示されるケーブルでの視聴率は、ファンが訴える「4kidsのあの時間帯では番組とターゲット年齢層が合わなかった」ことが、正しいことを裏付けているのかもしれない。

ちなみに、現在の「トゥーンナミ」(土曜夜7時−11時)のラインナップは、『デュエル・マスターズ』『ドラゴンボールZ』『ティーン・タイタンズ』『ガッシュベル』『ナルト』『ワンピース』『IGPX』『ボーボボ』。

Zatch Bell!, Vol. 1 (Zatch Bell (Graphic Novels))

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*1:2%台は良い視聴率だがものすごーく良いか、というとそこまででは無い。