北米2006年第1四半期マンガ・アニメ売上ベスト10。
ICv2の5月3日の記事「2005年マンガ市場規模概算」と「ICv2小売店向けアニメ・マンガガイド14:第一四半期マンガ市場強し」より要約。
<マンガ>
2006年度・第一四半期売上ベスト10
2006年度・第一四半期の傾向。
2005年度・北米マンガ市場規模。
ICv2によると2005年の北米のマンガ市場の売上概算は、小売店レベルで総額1億5500万ドルから1億8000万ドル(約176億円〜204億円)だった。概算にかなりの幅があるのは、概算の元になった複数の資料の数字に大きな差があるため。現在マンガは様々な経路で販売されていて、その全ての資料元に内容を問い合わせるのは困難なため、結果的に概算に幅ができてしまった。しかし、2005年度もマンガは前年度比2桁の伸びを見せ、他の出版分野から羨望の的となるような成長ぶりを示している。
管理人注:2004年度、北米マンガ市場規模はおよそ100億円から150億円。日本のマンガ市場は2004年〜2005年に、5000億円から5100億円。
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<アニメ>
2006年度・第一四半期売上ベスト10
2006年度・第一四半期の傾向。
- 依然から続く傾向だがTVシリーズより映画が強い。(特に第一四半期は、宮崎駿『ハウルの動く城』『となりのトトロ』や『ファイナル・ファンタジーIIV: Advent Children』が強かった。)
- 北米産TVドラマではよく見かける、シーズン毎のマルチディスク・パッケージ仕様のアニメDVDが増えた。(TVシリーズの売上額自体は増えているが、この仕様の変化により単価が上がったためで、売上個数は伸びていない。)
- 北米のアニメ市場は、供給過多とそれによって起こった2005年初頭のマス・マーケット向け小売店からの大量返品のショックから完璧には立ち直っていない。2006年第一四半期のアニメDVD売上は12%落ち込んだ。既に発売されたもののパッケージを変えて新たに発売された再版が発売数全体のかなりの割合を占め、ニューリリースの実数は更に落ち込んでいる。
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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