フランスの出版社が「ジャンプ」形式のマンガ雑誌を発行。

「コミック・リポーター(The Comic Reporter)」の6月26日の記事「仏出版社Humanoidesがヨーロッパ産マンガのアンソロジー本発行(Humanoides: Euro-Manga Anthology)」より。

基本的にこのブログは北米発のアニメ・マンガニュースを伝えるところなのだが、今回も原則からはずれてフランスで発行されるマンガ雑誌のお話。

上記の記事によると、フランスの出版社Humanoidesが『少年ジャンプ』タイプのマンガ雑誌、つまりページ数が多くて価格が安く、複数の作品を集めたものを発行するようである。その名も『ショーグンSHOGUN)』。作品はヨーロッパ産マンガということで、第一号の発行は9月29日。記事には週刊なのか月刊なのかは書いていないが、多分週刊ということはないだろうと思う。

残念ながらわたしは仏語がまったくできないのだけれど、こちらが出版社自身による発表記事。

オフィシャルサイトは7月9日にオープンということで、コンテンツはまだないが、サイトのトップページだけ見ることができる→『ショーグン』オフィシャルサイト。これだけ見ると、かなり日本のマンガやアニメっぽい絵柄だ。

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この記事で思い出したのがドイツ版『少年ジャンプ』のこと。ドイツのカールセン社発行の『BANZAI!』がそれで、日本語版Wikipediaを見ると『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』『ナルト』『遊戯王』など以外にも、ドイツ人マンガ家によるマンガも掲載されていたようだ。ただし、2001年11月に創刊され、2005年12月には廃刊になっている。(現在でも残っているHPはこちら。)

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アメリカには、Vizによる米版ジャンプ『SHONEN JUMP』や日本の少女マンガだけ載せた『SHOUJO BEAT』があるのはご存知だと思うが、アメリカ産のマンガだけを掲載しているマンガ雑誌も実はある。

それは、eigoMangaとDevil's Due Publishingが出している少年向け『Rumble Pakk』と少女向け『Sakura Pakk』だ。eigoMangaが当初隔月刊の予定で出版した二つの雑誌だが、2004年の6月と2月にそれぞれ創刊されたもののその後発売はいきなり不定期に。しかしeigoMangaがDevil's Due Publishingと2005年の10月から提携したことで『Ramble Pakk』は月刊誌として、『Sakura Pakk』は季刊誌として内容も刷新して生まれ変わったようだ。

↓内容を刷新した後の『Sakura Pakk』第1号。

Sakura Pakk

Sakura Pakk