『Megami MAGAZINE』アメリカでも発売。

7月19日〜23日に行われていた「サンディエゴ・コミックス・コン・インターナショナル(SCCI)」、通称「サンディエゴ・コミコン」もどうやら盛況のうちに無事閉幕したようだ。ICv2の記事によるとまた入場者数の記録を更新しそうである。

このコミコンに関しては英語圏のサイトでもレポートが続々アップされているところで、時間があったらちゃんとまとめた記事を紹介したいと思っているのだが、今ちょっと時間が取れないので、今回はまとまっていない雑感だけ。

コミコンでは各社から新たにライセンスを取得したマンガのタイトルが色々発表されたが、参加出版社のひとつ「Digital Manga Publishing社」発表の新ライセンス取得作品の中に、マンガの作品名でなく雑誌の「Megami MAGAZINE」があった。

『Megami Mgazine』に詳しくなかったのでちょっとみてみると、

アニメとゲームの美少女キャラクターの情報満載!

アニメとゲームに登場する美少女キャラクターの情報が満載の月刊誌です。気になる美少女キャラクターが登場するアニメ番組やゲームの最新映像や、どこよりも早くお届けする新作・新情報スクープが盛り沢山です。

という雑誌だ。

そうか…とうとうこういう雑誌もアメリカで発売されるようになったか。。。お、そして特集にはこんな記事も。

★SEXYBODYはっちゃけ祭り

いぬかみっ!」ようこの温泉シーン、「女子高生」絵里子の水着・下着、「ああっ女神さまっ」ペイオースのお尻などなど、その魅惑的なボディを全開にしたシーンをはっちゃけ大特集しちゃいましたよ。「錬金3級 まじかる?ぽか〜ん」は、DVDでは○○○まで見えるなど、オイシイ情報もはっちゃけ盛りだくさんなのですよ。

「はっちゃけ祭り」はナンだかとっても楽しそうだけど、先ごろコミコンでDel Reyからライセンス取得が発表された『エアギア』の“パンツ見え”表紙が変更されることが発覚し、あちらで話題になっていた。『Megami MAGAZINE』の特集もかなりアブナい感じだが。。。そうか、表紙じゃなきゃいいのか・・・・な?
(まぁ、そうじゃなければビニ本になるか、大人向けコーナーに置かれるか、レイティングが付くか。。。)
↓多分英語版では表紙に変更が加えられるか、絵が差し替えられる『エア・ギア』表紙の“見せパン。” ただし中身の変更は一切ナシ、とのDel Reyからの男(?)の約束アリ。

エア・ギア(2) (講談社コミックス)

エア・ギア(2) (講談社コミックス)


アメリカで雑誌と言えば『SHONEN JUMP』『Shojo Beat』などのマンガ雑誌やマンガの描き方を教える季刊誌『SS(飛鳥新社)』がDark Horseから10月出版予定の他に、アニメでは『Newtype USA』『Anime Insider』『Protoculture Addicts』などがあるが、定期的に発売されているアニメ・マンガ関連雑誌の数はまだそれほど多くは無い。

しかし以前からたくさん出ていたマンガの描き方本以外にも、画集やファンブックなどの出版は最近また一段と増えてきた印象を受ける。
例えば↓コレとか。(『ハガレン』アニメ・英語版アート・ブック)

The Art of Fullmetal Alchemist: The Anime

The Art of Fullmetal Alchemist: The Anime

11月にはCLAMPの英語版『ツバサ・キャラクターブック』もDel Reyから発売される。

実際にアニメ関連の雑誌や画集やファンブックは売れているんだろうか?アニメDVDの売上が下方傾向にあることを受けて、これからはアニメ関連の出版物の動向も気になるところだ。

。。。

ちなみに『Megami Magazine』を出す「Digital Manga Publishing」は「ヤオイ」部門もあってよしながふみ氏の『西洋骨董洋菓子店』他、BLタイトルも数々出版している。コミコンでのファンとの質疑応答によると現在Amazon.comに「ヤオイ」カテゴリーを作るよう申請中だとか。
↓英語版『西洋骨董洋菓子店

Antique Bakery Volume 1

Antique Bakery Volume 1