8月第4週目、アメリカでのグラフィック・ノベル売上ベスト10。

ICv2の9月1日の記事「『ナルト』11巻、1位に("'Naruto' Vol. 11 Tops Charts")」と、Love Mangaの9月1日の記事「ICv2ニュース(ICv2 News)」より。

8月第4週目(8月21日〜27日)の、グラフィック・ノベル部門の売上ベスト10。このブログの前回のエントリー「USA Today8月第4週目・一般書籍売上トップ150リスト:『ナルト』再び記録更新」一般書全部を合わせた中の日本産マンガの売上順位で、今回は一般書は含まない、日米グラフィック・ノベルだけの売上順位です。

8月第4週目―グラフィック・ノベル売上ベスト10

  1. ナルト 11巻
  2. The 9/11 Report: A Graphic Adaptation
  3. フルーツバスケット 14巻
  4. デスノート 7巻
  5. ナルト 10巻
  6. ナルト 1巻
  7. Black Cat 4巻
  8. HALO
  9. 鋼の錬金術師 9巻
  10. ナルト 2巻

ナルト』、恐ろしや〜、恐ろしや〜。最新刊の11巻がトップなのはまだわかるとして1巻と2巻がまたランクイン。ってことは、今だに新規読者参入中か?

しかもICv2によると、『ナルト』11巻は発売から1週間の数字だけで、2006年の全ての単行本の1巻あたりの売上の数字を超えたそうな。。。更に、現在の時点で、3月に発売された『ナルト』9巻が今年1番売れているグラフィック・ノベルとなり、今年のグラフィック・ノベル売上のトップ12までに『ナルト』10巻がランクイン。『ナルト』以外の作品でベスト12に入っているのは『フルバ』13巻と映画化された『V・フォー・ヴェンデッタ』だけ。。。恐ろしや〜。

その5年目に当たる今年、9・11事件を描いた『9月11日レポート(The 9/11 Report: A Graphic Adaptation)』が2位にランクイン。この作品は様々なメディアで高評価を得ていて、ICv2の言い方では「普通の週なら、これは『ナルト』の発売されない週ならという意味だが、1位になったことは間違いないだろう」ということだ。

ジャンプに連載し、一部で盛り上がりを見せている『To LOVEる -とらぶる-』のマンガ家、矢吹健太朗氏の吹っ切れる前の作品(?)『Black Cat』も7位でランクイン。

8位に入った『HALO』は以前もここで取り上げたけれど、人気ゲームのグラフィック・ノベル化。二瓶勉氏も作品を寄せている。


↓英語版『Black Cat』4巻。

Black Cat, Vol. 4

Black Cat, Vol. 4