『マッハGo Go Go』とうとう噂通りハリウッドで映画化決定。

企画自体はハリウッドで数々飛び交っているようでも、なかなか実現しない日本マンガ・アニメの実写映画化。今回は珍しくほぼ確定したアニメの映画化のお話。

バラエティ(Variety.com）の伝えるところでは、日本アニメ『マッハGo Go Go』の実写映画化がとうとう実現するようだ。

バラエティの記事「ウォシャウスキーの2人が『マッハ』レースへ。(Sibs built for 'Speed'：Wachowskis hit the 'Racer' track)」の要約。

監督を努めるのは『マトリックス』のラリー＆アンディー・ウォシャウスキーの両氏。ワーナー・ブラザーズ製作の今回の『マッハGo Go Go』は彼らの『マトリック』後初監督作品となる。

2人は脚本も担当し、プロディーサーは『マトリックス』でも2人とチームを組んだジョエル・シルバー氏で、製作開始は来年の夏ヨーロッパ。公開は2008年夏の予定だ。ワーナー・ブラザーズと合同で出資を行うのはヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ(Village Roadshow Pictures）。

『マッハGo Go Go』は日本アニメの第一人者の一人吉田竜夫氏によって作られた作品。主人公がマッハ号にという派手な車に乗り、家族と共にレースを続ける日々を描く。度々主人公の窮地を救うのはライバルでもある謎のレーサーＸ。

シルバー氏は一番最近では『Ｖ・フォー・ヴェンデッタ』でウォシャウスキー両氏と一緒に仕事をし、共に数ヶ月を過ごした。そしてほぼ10年以上何人もの映画監督と話し合ってきた後で、シルバー氏はとうとう監督と製作開始日を決めるに至ったのだ。

「長い間この映画の企画と格闘してきた。でもラリーとアンディーのアイディアやヴィジョンは誰も他の人が考え付かないような、新鮮で独特のものだった」シルバー氏はこう言って、Ｒ指定の付いた『マトリックス』よりも広い層の観客に届けたいという思いでこの映画を作っている、とも語った。

ウォシャウスキー両氏は現在脚本を執筆中だが、『マトリックス』のスタッフも召集し始めている。

「『Ｖ・フォー・ヴェンデッタ』はドイツで撮影した。とても良い経験だった。多分またヨーロッパに行くだろう。でもあの2人は映画の視覚効果に長けているので、どのくらい実際に車の中で撮影することになるのかはわからない。ただきっと見たこともないようなカーレースを見せてくれることだけは確信しているよ」

↓『マッハGo Go Go』オリジナルアニメＤＶＤ。

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当ブログ関連エントリー：
「ウォシャウスキー兄弟『マッハGo Go Go』実写映画化」（8月8日）