■USA Today発表3月第5週目&4月第1週目・一般書籍売上トップ150リスト:北米3大人気日本マンガ、勢ぞろい。
USA Today発表「一般書籍売上トップ150リスト」の「3月第5週目(3月26日ー4月1日)」と「4月第1週目(4月2日ー8日)」で、現在アメリカで最も人気がある日本のマンガ3巨頭が揃って登場。
<3月第5週目(3月26日ー4月1日)>
『ナルト』13巻が先週の48位からダウンの79位。これで5週連続ランクイン。さらに『Bleach』北米での最新刊18巻が129位で初登場。
<4月第1週目(4月2日ー8日)」>
『ナルト』13巻は84位へとちょっとだけ順位を下げ、『Bleach』18巻は129位から103位へとこちらは微妙に順位を上げた。そして先日超ハッピーエンド最終巻が日本で発売された『フルーツバスケット』の北米での最新刊16巻が122位に初登場。
↓『ナルト』英語版13巻。
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最近すっかり更新が滞っています。とりあえず怒涛のように仕事をしているということで、ご容赦くだされ。
前回アップした記事「アメリカ新興マンガ出版社、自閉症の子を持つ親のリクエストをうけて『光とともに…-自閉症児を抱えて-』英語版を出版」で、ちょっと個人的な感想を追加。
北米での日本マンガの出版の歴史で、右開きの日本形式の出版が主流として定着したのはおおざっぱに言って2001年以降のこと。それまでも右開きの出版は時々行われていたが、それは個々に作家さんの意向によるところが大きく、基本的には左開きに変えて出版されていた。
Yen Pressが『光とともに…』を左開きに変えて出版することにしたというのは、マンガの熱心な読者ではない人々に対しては左開きで出版するほうが良い、または有効と判断したということだ。ただ単純に日本マンガの出版の視点でみると、ちょっと時代に逆行している印象も受ける。
いったんマンガ読者をある程度獲得したため、北米でも当然になりつつある右開きマンガだが、マンガのジャンルや出版社(他にも左開きで日本のマンガを出版する北米出版社は存在する)、日本産以外も考えるとそのマンガが最初に発表された言語によって、右開き・左開きマンガが混在するようになってきた。
読者は混乱しないのか?統一したほうがいいんじゃないの?と心配になりそうな気がするが、私自身はけっこう楽観的に考えている。人間って意外に簡単に“慣れ”ちゃうものじゃないかなぁ。