USA Today発表４月第４週目・一般書籍売上トップ150リスト：がんばる非日本産マンガ。最高位の記録更新。

USA Today発表「一般書籍売上トップ150リスト」の「４月第４週目（４月２３日ー２９日）」で、『Warriors: The Lost Warrior』が非日本産マンガとして初めてこのリスト内の他の日本産マンガを抑えて最上位となった。順位は74位。

Tokyopopの『Warriors: The Lost Warrior』は、エリン・ハンター氏の人気シリーズ『ウォーリアーズ』(9歳〜12歳向け小説）をもとに、その主人公たちの語られなかった過去をマンガ化したもの。

業界向けニュースサイトICv2によると、フレッド・ギャラガー氏の『Megatokyo』、ゲームが原作の『Warcraft』、スヴェトラナ・クマコヴァ氏の『Dramacon』などが人気の非日本産マンガだが、チャートで非日本産マンガがマンガ、グラフィック・ノベルの中でトップになったことはなかった。

もちろん74位というのは、日本産マンガに比べても、エリン・ハンター氏の原作に比べても（シリーズの新作は今週17位）高い順位ではないが、『Worriors』マンガの健闘はマンガやグラフィック・ノベルの形式が更に一般に受け入れられてきていること、そしてTokyopopとハンター氏の原作を出版するHarperの「マンガと原作シリーズ同時発売」という戦略が成功したことを示している、とICv2では分析している。

日本産マンガを見てみると、先々週にマンガとしてこのリストの最高位15位を記録した『フルーツバスケット』１６巻は4週目に入り９８位。そして『ナルト』最新刊１４巻がリスト初登場で115位。

↓『Warriors: The Lost Warrior』Tokyopopのマンガ版。74位。