『モーニング・ツー』連載中フェリーぺ・スミス『ピポチュー』単行本+作者の過去作品『MBQ』単行本発売!更にNHK『マンガノゲンバ』出演!!

モーニング・ツーに連載され色々と物議をかもしているマンガ『ピポチュー』1巻単行本がとうとう4月23日(木)に発売!

残念ながらAmazonさんにはまだ書影が出ていない!

PEEPO CHOO ピポチュー 1 (モーニング KC)

PEEPO CHOO ピポチュー 1 (モーニング KC)

そこで、このブログで単行本表紙を大公開!
これが『ピポチュー』1巻の表紙です!
これを目当てに23日(木)は本屋さんへGO!

この表紙、編集部内でも好評のようで嬉しいです。ただ全然内容を反映していないような、反映してるような。

しかもこの中指はどーなんですか?!大丈夫なんですか?
って気もしないでもないんですが、ソレはソレ。編集部からオッケーが出たし、ここは日本なので大丈夫。(たぶん)


既にもうあの『TV Bros.』さまのコミック「New Release」コーナーで取り上げていただきました。


かの西原理恵子大先生東村アキコ大先生というわたしが超尊敬するお二人の本と並んで紹介が掲載!新刊紹介をしてくださった西原ダイゴさま、ありがとうございます!

国民が一人残らずアニメを見てマンガを読んでいる夢の国・ニッポンに憧れるシカゴのOTAKU少年が見たリアルな日本とは?文化のギャップが生む笑いと共に、暴力、セックス、そして自分の本当の居場所等々、盛り沢山のドラマがカオスとなって押し寄せ、読み応えはかなりアリです。作家はオハイオ生まれのアーティスト。


TV Bros.』4月18日ー5月1日号。93ページ。


ところで、作者フェリーぺ・スミスのアメリカでの初単行本『MBQ』ソフトバンク・クリエイティブから4月23日(木)に発売!
↓表紙は日本語版描き下ろし!

MBQ -テイルズ・オブ・LA- 1 (Global Manga Series 11)

MBQ -テイルズ・オブ・LA- 1 (Global Manga Series 11)

ちなみに「MBQ」とは「Mac Burger Queen(マック・バーガー・クィーン)」という、作品に出てくるハンバーガーチェーン店の名前の略。


単行本の最後には、本人手書きの日本語のあとがきが付いてます。そのあとがきに、

「ここに出てくるクレージーに見えるシーンのほとんどが自分の経験を元に描かれています」

…という恐ろしい真実が。コレ、ホントに経験してんの?マジですか?!ロスアンジェルスという街に関する誤解を生みそうです…


『MBQ』は実質フェリーぺ・スミスのデビュー作。アメリカの読者向けに当初描かれた『MBQ』と、日本の読者に向けて日本のマンガ編集者さん方とガチンコで作り上げた『ピポチュー』と、読み比べていただくのも一興かと思います。


さて、日本での初単行本発売を控えた19日深夜、『ピポチュー』『MBQ』作者のフェリーぺ・スミスがNHKの『マンガノゲンバ』の「作者ノゲンバ」に登場します!!

放送予定はこちら!

BS−2 4月20日(月)0:20〜0:59
BS−hi 4月25日(土)0:50〜1:29

デビュー当初「アメリカ人て書いてあるけど、このマンガの作者、本当は日本人じゃないの?」というご意見を頂戴したフェリーぺですが、この番組は「フェリーぺ・スミス」が日本人のペンネームじゃなくて、本当にドレッドヘアのアメリカ人(ホームレスに間違われた過去アリ)であることを確認する絶好のチャンスです!


マンガを描きたいがためだけに日本にやってきたものの、当初所持金の全額が3万円(300ドル)弱。編集者さんに借金しつつ、競争激しい日本のマンガ界で打ち切りの恐怖にさらされながら死に物狂いでこの1年、頑張ってきました!(担当編集者さんには現在借金返済済み。)

この番組ではそんなフェリーぺ自身が自分の過去について色々語る…はず…と言うか、わたし自身撮影に立ち会ったのですが、撮影では色々な場所で色々なことを質問されていたので、どの部分を使われるかはまったく未知の世界。できればマトモに見えるよう映ってますように!

↓本人の自画像。
マンガノゲンバ』をご覧になった後、本人と似てるか確認してみてください。


最後に、このブログの管理人はフェリーぺ・スミス他海外マンガ家さんの出版エージェントをやっています。海外マンガ等に興味のある方はご連絡ください。