米バンダイから発売『ナルト』カード、発売4日目で売り切れ。

ICv2の5月3日の記事「『ナルト』CCG、卸しで売り切れ "'Naruto CCG' Sells Out at Wholesale"」より要約。

ホビー専門流通業者からのレポートによると、米バンダイが4月28日にホビー・ショップ店頭で販売を開始した『ナルト』CCG(Collectible Card Game)が5月3日には既に売り切れていることがわかった。

売店からの初注文数がバンダイの予想をはるかに超えたため、バンダイでは注文数の半分しか用意できなかったようだ。しかしバンダイでは当初大手スーパーなどに卸す予定だった分をホビー・ショップにまわすよう変更し、来週中には商品を届けることにしている。

大手に回す予定だった品物はブリスター・パックに入っている以外はホビー・ショップ向け製品と全く同じである。バンダイでは7月以降に大手スーパーなどに『ナルト』CCGを出荷する予定。業界ではこの『ナルト』CCGが『遊戯王』以来のヒット商品になることを期待している。

上との関連記事で、ICv2がバンダイのセールス・マネージャーにインタビューしているが、今回の売上はバンダイとしても想像を超えていたとのこと。

私たちは『ナルト』が人気なのはわかっていましたが、カードの購入となると話は全く別だと思っていました。つまりアニメコンで『ナルト』の額あてをつけた何百人ものファンが走り回っていたからと言って、彼らが皆カードで遊ぶとは思わなかったし、ましてやカードを買うとは期待していなかったのです。そこで自社の過去のカードの売上や、他社のライセンス商品の売上を考慮して、十分と思われる数を用意したつもりでした。でも十分ではなかったようですね。

バンダイのセールス・マネージャーによると、「テーマデッキ」と呼ばれる構築済みデッキは売り切れておらず、今回売り切れたのは「ブースター」パック。

BookScanによる4月第4週目グラフィック・ノベル売上ベスト10。

BookScanの調べによる一般書店でのグラフィック・ノベルの売上について、業界サイトICv2の記事によると、『フルーツバスケット』13巻が3週連続1位の座に輝いた。『キングダムハーツ』3巻は2週連続で2位と大健闘。

4月最終週第3週目の一般書店でのグラフィック・ノベル売上リスト。

  1. フルーツバスケット 13巻
  2. キングダムハーツ 3巻
  3. ナルト 9巻
  4. Vフォー・ヴェンデッタ
  5. キングダムハーツ 2巻
  6. ナルト 1巻
  7. キングダムハーツ 1巻
  8. ナルト 7巻
  9. ナルト 6巻
  10. ナルト 8巻
  11. ナルト 2巻
  12. ナルト 4巻
  13. ナルト 3巻
  14. ナルト 5巻
  15. るろうに剣心 25巻

『クルノ・クルセイド』7巻は発売2週目で19位にランクイン。2006年の売上1位のグラフィック・ノベルを目指して『Vフォー・ヴェンデッタ』が『ナルト』9巻を追いかけているものの売上数で挽回は難しいが(『V』の売上数は4万部)、売上額だけでみると19.99ドルという単価のために現在のところ『ナルト』を上回っている。グラフィック・ノベル売上ベスト50位以内に入っている作品で、マンガ以外の作品は『Vフォー・ヴェンデッタ』とアラン・ムーアの『ウォッチメン』だけ。

管理人注:

度々このブログで取り上げるUSA TODAY誌による週間売上リストは「一般書店で売られた本(マンガ/グラフィック・ノベル以外の本も含む)の売上リスト」で、今回のBookScanのリストは「一般書店で売られたグラフィック・ノベルの売上リスト」。

ただし、USA TODAY誌はリストを一般公開しているが、BookScanの方は課金制。そのため今回のリストはICv2の記事の記述に従って管理人が作成。上のリストで巻数が明記されていないのがあるのはそのためです。(ICv2の記事が5月1日付けだったので、今回のリストは4月の最終週としたが、正確な日付の記述は記事内にはない。)

コメント欄のしくへっどさんからのご指摘で、Bookscanと同じ内容のBookStandardの順位もネット上で確認できることが判明。確認の上、巻数を加えました。更にリストの日付も「4月の最終週」から「4月16日から23日までの第3週目」へと、間違いを訂正しておきました。

当ブログ関連エントリー
「USA Today4月第2週目・一般書籍売上トップ150リスト:『フルーツバスケット』最新刊、3週連続ランクイン。」

Fruits Basket Volume 13 (Fruit Basket)

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