来年の1月で「少年ジャンプUSA」は3周年。記念特別号に『銀魂』掲載。


発刊当初、その成功がかなり危ぶまれていた「少年ジャンプUSA」も来年の1月号で3周年を迎える。

現在手元にあるのは去年の資料だが、その売上は公称約30万部。実売率は63%で平均売上実数は約19万部。(男女比は6対4。)100万部という高い発刊前の目標は上記の数字を見る限り、達成はかなり難しいように見えるが、発刊の年には業界サイトICv2による「ベストコミック賞(Comic Product of the Year)」に選ばれるなど、業界内でもある一定の評価を得たことは間違いない。北米のマンガファンサイトなどを見ても、一般のファンも「少年ジャンプUSA」を成功と受け止めているようだ。

その「少年ジャンプUSA」も、もうすぐ創刊3周年。11月3日のANN"January Shonen Jump Biggest Ever"では、その3周年記念号は今までで最長の392ページとなる、と伝えた*1

その3周年記念特別号の目玉は、2ページの『銀魂』特集ページと1ページの『銀魂』TVシリーズ(!?)特集記事に加えて、55ページに及ぶ『銀魂』マンガ。

現在、出版元のVizでは『銀魂』を定期的に掲載する予定は無いが、今回の特集をアメリカでの『銀魂』へのファンの反応を判断する手段として使うつもりだ。Vizのイヴリン・ドゥボックはANNに対して「今回のようにプレヴューを掲載することで作品への反応を見ることは、これからジャンプUSAのスタンダードなやり方になるかもしれない」と語った*2

3周年記念特別号の他の特集は、「遊戯王カード」「ハンターxハンター特集」「ナルト:アニメの舞台裏」「初出!遊戯王高橋和希先生アート・レッスン」。

銀魂-ぎんたま- 1

銀魂-ぎんたま- 1

*1:だいたい普段は290〜330ページぐらい。

*2:この記事だけを読むとこういう試みは今回が初めてのようだが、私の記憶が確かなら『聖闘士星矢』の第1回目だけが掲載された事があったはず…