米業界サイトの選ぶ2005年度マンガ・アニメベスト10。
米業界サイトICv2では小売店向けの情報として、ICv2が入手した信頼おける販売数データと小売店へのインタビューから判断した2005年度のマンガとアニメのトップ10作品を発表した。
ICv2 "More Manga Releases in 2006: 2005--A Rough Year for Anime"より要約。
2005年度マンガ・ベスト10。
↓2005年9月にアメリカでアニメ放送が始まって以来一人勝ちの『ナルト』英語版最新刊。
- 作者: Masashi Kishimoto
- 出版社/メーカー: VIZ Media LLC
- 発売日: 2005/12/06
- メディア: ペーパーバック
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2006年度米マンガ業界の展望。
2005年マンガの総出版点数に劇的な増加は見られなかったが、2006年にはその数は再び増えそうである。2005年度の1000点を超える出版点数のうち880を占める2大マンガ出版社、VizとTokyoPopは2006年に出版点数を大幅に増やす予定は無いのに対し、その他の出版社では事情は違うようだ。
Central Park Mediaは2005年「ヤオイ」作品以外の出版をみあわせていたが、2006年にはマンガ出版に本腰を入れる予定。講談社との提携で成功を収めているDel Reyもその出版点数を増やすとしている。そしてNetcomicsは韓国産マンガで、Bandai Entertainmentはアニメ関連のマンガで業界への参入を決定している。
2005年度アニメ・ベスト10。
↓士郎正宗はアメリカで特に強し?!『アップルシード』日本版DVD。
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
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2006年度アニメ業界の展望。
DVDの発売開始以来初めて売上が停滞した昨年、アニメ市場もそれに呼応して売上を伸ばすことができなかった。加えて、2005年度初頭の大手小売店からの仕入れ戻しやMusicland破産にともなうMedia Play店の閉鎖などが特にアニメ業界の痛手となっていた可能性が高い。
しかし、アニメ映画の高い売上、関連商品の発売点数の増加、アメリカのTVにおけるアニメの視聴率の良さ、アニメを原作とするTVゲームやカードゲームの発売、更に大化けする可能性のある『ナルト』のTV放送など、明るい兆しもある。
ICv2による2005年アニメ・マンガ市場の総括記事:
米業界サイト選出「2005年度 マンガ・オブ・ザ・イヤー」
米業界サイト選出「2005年度 アニメ・オブ・ザ・イヤー」
2005年度のベスト10アニメに「Gantz」が入っている。。。今まで売れているのかどうかよくわからなかったが、やっぱり売れてるらしい。