フロリダ州ローカル局放送「マンガの内容にショックを受ける親たち」

フロリダ州オレンジ郡のローカル局Local 6 Newsが、図書館から娘が借りてきたマンガの内容にショックを受けた親の談話"Adult-Themed Comics at Library Shock Parents"を伝えている。名指しで非難されているのはTokyoPop出版の『ピーチガール』(上田美和)。

11歳の少女に貸し出された問題のマンガは、オレンジ郡図書館・サウスイースト出張所のヤング・アダルトコーナーに置かれたシリーズの1冊だ。

Local 6 Newsによると、マンガの題名は『ピーチガール』。物語の中で一人の女の子が友人にドラッグを打たれたり、計画的にレイプされたりしている。

「読んだ時、“親は子供たちが読んでいるものを知っているんだろうか?”と言ってしまった」と、11歳の娘の母であるレイネル・ホワイトは言った。

“問題解決人”ナンシー・アルヴァレスが読んだ何冊かのマンガのうち1冊では、親が夫婦交換スワッピングをしている。

「複数の相手とのセックス。この少女は私の娘といくらも年が違わない」と親であるトラヴィス・ホワイトも言う。

「セックス、ドラッグ、バイオレンスはTokyoPopが出版するこのマンガのテーマ」と、アルヴァレス。

ラヴィス・ホワイトは、図書館では誰もカバー以外をチェックしていないのは明らかで、その状況を変えるべきだと考えている。「私自身見たくないし、娘に見て欲しくない。読んでいる間中、自分の見ているものが信じられなかった」

アルヴァレスによると、オレンジ郡図書館の代表者はカメラに向かっては話さなかったが、チルドレンやヤング・アダルトのコーナーに置く本の審査は行っていないことは認めたという。同じマンガはオレンジ郡図書館のオーランドにある本館にも置いてある。

オレンジ郡図書館では図書館に置く全ての本の審査は不可能としているが、苦情を受けた場合は自分たちで審査するつもりということだ。

“問題解決人”アルヴァレスが「親が夫婦交換スワッピングしている」と話すマンガの題名は記事には出ていないが、ANN"Tokyopop Manga Draw Negative Attention"によると『ママレード・ボーイ』。TokyoPopの出版するマンガでその描写が出てくるマンガは『ママレード・ボーイ』だけらしい。

ピーチガール』も『ママレード・ボーイ』もTokyoPopにより「13歳以上推奨(Rated 13+」となっている。

追記:いただいたコメントを読んで一部訳変更しました。

Peach Girl 1: Change of Heart (Peach Girl Change of Heart)

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