米社Funimation『クレヨンしんちゃん』アニメ獲得。アメリカで「しんちゃん」ブレークなるか?

ICv2の記事"FUNimation Acquires 'Crayon Shin-chan' Anime"によると、米アニメ発売会社の一つFUNimationが『クレヨンしんちゃん』アニメの北米での権利を買ったようである。マンガの方は出版社「Comics One」により既に発売中。

上記英文記事の副題についた「しんちゃん」の説明は"Bart Simmpson on Steroids"。つまり「パワーアップしたバート・シンプソン」。確かにしんちゃんはあの『シンプソンズ』のバートより、ある面もっとパワーあるかも。

ICv2は記事の中で「年上のバート・シンプソンのイタズラほどしんちゃんのイタズラは害が無いかもしれないが、このアニメはケーブルTVカトゥーン・ネットワークの夕方の時間帯「トゥーンナミ」ではなく、夜中の「アダルト・スイム」で放送される事になるだろう」と予想している。

『しんちゃん』は日本でもよくPTA関連で名前が挙がる番組だが、実際この番組はアメリカでも早くから日本アニメ・マンガや日本文化の研究者に注目されていた印象がある。「家族モノのアニメの中の長男でいたずらっ子」という共通項のせいか、上でも名前の挙がっている『シンプソンズ』のバートと良く比べられていた。バートのいたずらにはあまり性的なニュアンスが無いが、しんちゃんはあんな小さい頃から「男」として性的な冗談を言っている、というのが衝撃的らしい。

↓英語版『クレヨンしんちゃん』第1巻。

Crayon Shinchan 1

Crayon Shinchan 1

↓『シンプソンズ』のバート。
ザ・シンプソンズ バート・ウォーズ [DVD]

ザ・シンプソンズ バート・ウォーズ [DVD]

バートもいいけどホーマーの大平透氏の声はオリジナルそっくりで拍手もの。