非日本産マンガの呼び方:「OEL」から「グローバル・マンガ」へ。
北米アニメニュースサイトANNの5月5日の記事「トーキョーポップの選択:“OEL”から“グローバル・マンガ”へ("Global Manga is now Tokyopop's term of choice.")」より要約。
“OEL”とは下の本文中にも出てくるように、「オリジナル英語マンガ = Original English Language manga」の略。
米マンガ出版社TokyoPopは、発売する「非日本人のマンガ家によるマンガ」を“OEL”ではなく“グローバル・マンガ”と呼び始めたようだ。TokyoPopのスーザン・ヘイルによると、TokyoPopが出版する非日本産マンガの多くは英語圏のマンガ家によるものではないので“OEL Manga=オリジナル英語マンガ(Original English Language manga)”とするのは不適切である。
最初TokyoPopは“ワールド・マンガ”という呼び方を提唱したものの、TokyoPop自身がその言葉を頻繁に使うことはなかった。米マンガ出版社Seven Seas Entertainmentのジェイソン・ディアンジェリス氏が2004年に“ワールドマンガ”という言葉を使い始め、“OEL”という呼称は、一般にはカルロ・サント氏のブログ「Irresponsible Pictures manga」で使われたのが最初ということになっている。TokyoPop編集ディレクターのジェレミー・ロス氏は説明する。
「実際に、マンガファンは否定的な意味合いを含む“Ameri-manga(アメリ・マンガ)”という言葉を使うのを止めて、少なくとも否定的な意味も、肯定的な意味もない“OEL”を使っている。そしてもっと最近はより正確な名称である“グローバル・マンガ”がwww.pseudome.netを含む様々な所で使われ始めている。それはTokyoPopの(非日本人の)マンガ家さんたちへの高まってきた敬意の表れの一つだろう」
↓TokyoPopの出版するドイツ産マンガ『Yonen Buzz』
- 作者: Christina Plaka
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訂正:この記事の情報源であるANNが5月10日付けで訂正記事を発表したので、その記事に従って上記の要約にも訂正を加えました。