アメリカ7月・専門店での月間売上トップ50。

Comic Book Resourcesの8月12日の記事"TOP SALES CHARTS FOR ACTUAL SALES IN JULY, 2006"より。

上位は見慣れたラインアップが独占したものの、カンヌ映画祭でグランプリを取った映画の原作『オールドボーイ』も上位に。原作マンガは読んだことがないが、映画はとっても良かったし、ちょっと漢くさい作品の多いDark Horse社から出版するのにふさわしい作品だ。それからBL系の『西洋骨董洋菓子店』も12位にランクイン。実はお気づきかもしれないが、BLは専門店で強い*1。今回も7作品が入っている。

16位の『恐怖博物館』は伊藤潤二氏の作品を集めたコレクションのようで1巻目は『富江』。

それから日系アメリカ人コミック・アーティストであるスタン・坂井氏の『Usagi Yojimbo』20巻が9位に。↓『Usagi Yojimbo』20巻。

Usagi Yojimbo Volume 20: Glimpses of Death

Usagi Yojimbo Volume 20: Glimpses of Death

1980年中頃から続く息の長い人気コミックスで、兎である「ミヤモト・ウサギ」が主人公。マンガのリストに加えるのは少し変な気もするが、Comic Book Resourceの上記リスト「マンガ売上トップ50」に入っていたので、このままにしておく。

(カッコ内の数字はグラフィック・ノベル部門ベスト100圏内の順位)


01(08) フルーツバスケット 14巻 Old Boy Volume 1
02(14) 鋼の錬金術師 8巻
03(16) ベルセルク 12巻
04(26) トライガン Maximium 9巻
05(28) るろうに剣心 28巻
06(29) 犬夜叉 26巻
07(31) デスノート 6巻
08(38) 鋼鉄のガールフレンド2nd 2巻
09(39) Usagi Yojimbo 20巻 Antique Bakery Volume 4
10(47) One Piece 11巻
11(56) オールドボーイ 1巻
12(57) 西洋骨董洋菓子店 4巻
13(61) Gorgeous Carat Galaxy
14(69) 彼氏彼女の事情 20巻
15(70) タイムラグ
16(71) 恐怖博物館 1巻
17(74) 黒の騎士 1巻 Museum of Terror Volume 1: Tomie 1
18(?) グラビテーション・ザ・ノベル
19(79) Cafe吉祥寺で 3巻
20(80) ふしぎ遊戯 玄武開伝 4巻
21(82) R.O.D. 3巻
22(84) コゼットの肖像 1巻 vol.01
23(85) その指だけが知っている 2巻
24(92) Dears 7巻
25(93) Samurai Deeper Kyo 19巻 Hikaru no Go, Vol. 7
26(97) I"s 8巻
27(99) ヤマトナデシコ七変化 8巻
28(100) ヒカルの碁 7巻
29 Rebirth*2 18巻
30 魁!クロマティ高校 7巻
31 バトルクラブ 2巻
32 頭文字<イニシャル>D 23巻Satisfaction Guaranteed Volume 1
33 エウレカセブン 2巻
34 エア・ギア 1巻
35 お伽草子 1巻
36 Black Cat 3巻
37 バトル・ロワイアル 15巻
38 よろず屋東海道本舗
39 テニスの王子様 14巻Prince of Tennis, Vol. 14
40 Bastard!! 12巻
41 Hunter X Hunter 9巻
42 Dr.スランプ 8巻
43 満月をさがして 6巻
44 エレメンタルジェレイド 1巻
45 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 1巻
46 神風怪盗ジャンヌ 4巻 Full Moon, Vol. 6: O Sagashite
47 ゲットバッカーズ 15巻
48 lain安倍吉俊画集
49 Wジュリエット 11巻
50 ナルト 11巻
51 天使な小生意気 13巻
52 僕らの王国 1巻


註:
上のリストは、アメリカのダイアモンドという取次ぎの資料を集計したコミックス専門店の「7月の月間マンガ売上ベスト50」。これには大手一般書店、ネット書店、スーパーマーケット、図書館への売上は含まれていない。マンガの全売上中、専門店の売上が占める割合はほぼ15%ぐらいらしい。


当ブログ関連エントリー「アメリカ6月・専門店での月間グラフィック・ノベル売上トップ100内のマンガ」

*1:BLはコミックス専門店で強い:これには理由があるようなので、また別エントリーで書きたいと思っている…とは言え、最近「予告」をしておいて全然アップしていない記事がたまっているので焦っているところ。でも是非このことも取り上げたいと思っています。

*2:『Reirth』:韓国産マンガ