「アメリカン・アニメ・アワード」アメリカが選ぶ2006年発売のベストアニメ&マンガ賞。

来月2月末にニューヨークで開かれる「ニューヨーク・コミック・コンベンション(New York Comic Convention)」で、第1回「アメリカン・アニメ・アワード(American Anime Award)」が発表される。

アメリカン・アニメ・アウォード」は、“アメリカで2006年内に手に入ることができる日本産アニメ・日本産マンガ全作品”を対象に、業界ニュースサイトICv2その他のアニメ関連大手サイトなどの業界関係者によって選ばれたノミネーション作品の中から、ネットによる一般個人の投票によって決定する。

カテゴリーは全部で12。(声優やキャストの賞は英語での吹替声優が対象。)

  • 男性声優賞
  • 女性声優賞
  • コメディ作品の男性声優賞
  • コメディ作品の女性声優賞
  • キャスト賞
  • DVDパッケージデザイン賞
  • 主題歌賞(長編、シリーズものの両方が対象)
  • コメディアニメ賞
  • 長編アニメ賞
  • アニメシリーズ賞(13話以下)
  • アニメシリーズ賞(14話以上)
  • マンガ賞

イベント自体の名前やカテゴリー分けを見てもわかる通り、主催者側には業界全体を盛り上げていこうとする意気込みが感じられるが、今回の賞のノミネーション作品が発表された途端、ファンからは強い不満の声があがった。

その不満の代表的な例を幾つかを挙げると、まず「2006年に手にはいる全作品が対象」となっているため、ノミネーションには新旧作品が入り混じり、実質的には2006年度の賞になっていないこと。アメリカのアニメ販売会社ADVisionの作品がノミネーションに多く入り過ぎていて不自然なこと。そしてコミックスのコンベンションである「ニューヨーク・コミックス・コンベンション」で行われる授賞式なのに、マンガが1部門だけしかないこと、などである。

全然関係ないのだが、わたしが個人的にウケたのは、このイベントの公式HPで見ることができる、アカデミー賞のオスカーのロボット版のような像。コチラで見てください。

「アニメシリーズ賞(14話以上)」と「マンガ賞」のノミネーション作品は以下の通り。マンガ賞には日本だと絶対にマンガ賞の対象にならないようなBL作品が入っているのも面白いです。

<アニメシリーズ(14話以上)>ノミネーション作品。

<マンガ賞>ノミネーション作品

追記:結果はこちらで→「第1回「アメリカン・アニメ・アワード」結果」