ほんの少し2007年を振り返って―井上雄彦氏の壁画で本年は終わりです。
今年もお世話になりました。
このブログは本当にこの1年更新回数が激減してしまって、訪問してくださった方には申し訳ない気持ちです。
書きたい記事はたくさんあったんですが、夏ごろから仕事が忙しくなり、どうにも時間が取れなくなってしまいました。正確な北米事情を自分のためにも沢山書いておきたいと思っているので、来年こそ(!)もっと更新できるように頑張りたいと思います。
記事には書きませんでしたが、今年は北米でも色々ありました。
北米マンガ市場は、少女マンガ人気やBLマンガの人気が引き続き話題になり『BLEACH』『フルーツバスケット』の健闘も伝えられたものの、2007年はまさに『ナルト』の年でした。売れるマンガと売れないマンガの2極化が進み、“市場は過剰供給で飽和状態”との観測も例年通り出ているものの、まだ楽観論も根強く市場の成長が期待されています。来年は“女性マンガ”元年?との見方もあり、女性マンガの動向にも注目が集まっています。
一方DVD売上が落ち込み、アニメディストリビューターの廃業、従業員解雇などの暗い話題も多かった北米アニメ業界。『ハルヒ』DVDが予想を超えた売上を見せたのは嬉しいニュースでしたが、大手ファンサイトにて北米・日本アニメ業界の“ビジネスのやり方”についての公開質問状が掲載され、ネット上で業界を巻き込んで熱い議論が戦わされるなど、2007年はアニメ業界にとって、更なる変革が強く求められた年だったかもしれません。
話題変わって、
今年11月にニューヨークに新たに開店した『紀伊国屋』書店で、開店祝にあの井上雄彦先生が壁画を描かれたことが話題になりました。
『紀伊国屋』の絵や、その絵を描いている井上先生のご様子はこちら。
(画面をスクロールダウンしてください。)
井上先生の超ウツクシイ壁画を見に、ニューヨークへのご旅行の際には、ニューヨークのBryant Park(ブライアント・パーク)の向かい、6番街沿いにある紀伊国屋さんに立ち寄られてはいかがでしょう?
今年は色々お世話になりました。来年もよろしくお願い致します。
ceena
(追伸:今年のコミケは行けませんでしたが、1日目に出た、『アニメ!アニメ!』さんの海外アニメ・コンベンション事情本『真!アニメ!アニメ!』に寄稿させていただきました。ありがとうございました!)
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