日本アニメのパロディ米アニメ「カッパ・マイキー」アメリカ放送開始。

以前このブログで、アメリカ産の日本アニメのパロディ番組『パーフェクト・ヘアー・フォーエヴァー/完璧な髪よ、永遠に』を紹介したことがあった。(「完璧なヘアスタイルを求めて三千里?日本アニメのパロディ米アニメ。」)。

今回の記事も同じく日本アニメちっくな米アニメ番組の紹介。アメリカで2月25日から放送が開始される『カッパ・マイキー Kappa Mikey』がそれだ。

ICv2 "'Kappa Mikey' Debuts February 25"(2月7日)より。

『カッパ・マイキー』は日本のアニメ界を舞台にしたコメディ・アニメ。製作はニューヨークにあるMTV Network、土曜日の夜にNicktoons Netowrkで放送される。

マイキー・サイモンはクリーブランド出身の売れないアメリカ俳優。偶然あるコンテストで優勝したことから、日本で声優をすることになり、ひょんなことから一躍人気者になる。

架空のアニメ『リリー・ムー』の制作現場を舞台として、マイキーの巻き込まれる災難を軸に話は進む。異文化交流のギャグやスラップスティック系のアクション、そしてわかる人にはわかる“仲間うち”ジョークが詰め込まれた大人も子供も楽しめる全26話のコメディ。

ソニー・ミュージック・ジャパンのアーティストBeat Crusadersの曲をOPに起用。Tohru Hidaka率いるBeat Crusadersは人気アニメ『Beck』の曲も手がけていることから、番組に本物のアニメ・テイストが加わることになるだろう。


『カッパ・マイキー』公式HPから簡単なキャラクター紹介。

マイキー(主人公・♂):俳優志望の若者。慣れない日本でいきなりスターになる。明るいが直情的な性格で、同僚たちを事件に巻き込む。

リリー(♀):かつての人気アニメ『リリー・ムー』のスター。マイキーの登場で人気を奪われ面白くない。マイキーをなんとか追い出そうと考えている。

ミツキ(♀):番組の中では冷酷な悪女風だが、実は優しさのかたまりのような人。マイキーにも色々気を配る。わがままな他のキャストの衝突を避けるためにも、なくてはならない冷静な穏健派。

ゴナード(♂):『リリー・ムー』ではワルの怪物を演じるが、実生活ではマイキーの友人となり、日本の生活を色々教える。

グアノ(?):どう見てもポケモンっぽいイキモノ。着ぐるみと思われる着衣を絶対に脱がない。でも本当は『リリー・ムー』の声優であり、脚本家(のはず)。ゴナード同様、マイキーの日本生活を助ける。

オズ(♂):過去60年日本のTV界を牛耳ってきたプロデューサー。短気で、番組スタッフをあごで使っている。マイキーを、落ち目番組『リリー・ムー』の救世主と見ている。

エス・マン(♂):オズ様、その通りです!

ツンデレ(?)ヒロイン・リリーちゃんのセーラー服はやっぱりお約束。しかし、マイキーが勝ったコンテストはスクラッチ・カードって、それはちょっと・・・

トレイラーを見ると初めはアメリカン・カトゥーン調で、マイキーが日本に来ると、マイキー以外の他の全てのキャラは日本アニメ調になる。『マッハGo Go Go』のパロディもある一方、ギャグ絵には最近の絵の傾向も取り入れられてるようだ。

『カッパ・マイキー』トレイラーを見るには、HPトップの下の方のTVの絵「Watch the Sizzle」をクイック。

追記:アニメ!アニメさんの記事「初の米国産アニメ? カッパ・ミッキー放映開始(2/7)」によると、この『カッパ・マイキー』は“初の米国産ANIME”として宣伝されているらしい。