「もやしもん」第1巻、アメリカ版カバーが話題!アメリカでもカモせるか?

メチャクチャ忙しくて色々なところで不義理をしています。申し訳ありません。でも、ちょっと仕事からの逃避もかねてひとつ。


来月末にアメリカで出版される講談社刊『もやしもん』第1巻の表紙が、発売前からアメリカのマンガファンの間で話題になっています。


こちらがアメリカ版1巻の表紙

(C)Ishikawa Masayuki/Del Rey

(↑星条旗の☆がオリゼーになっているの、わかりますか?)


こちらがもともとの日本版1巻の表紙

(C)石川雅之/講談社


確かにオリジナル版はアメリカで売るには地味だったかもしれません。でも、アメリカのマンガファンにはオリジナル至上主義、つまり「日本版とまったく同じもの」を尊重する傾向が強いので、アメリカ版に別の表紙をつける決断をするのはそれなりに勇気が必要だったと思います。


しかも表紙を変えるためには、作者と日本の出版社とアメリカの出版社(それから場合によってはわたしのようなエージェント)との緊密な連携が必要。思ったより簡単にできるものではないのです。



それだけアメリカでの出版元Del Reyが『もやしもん』に力を入れている証拠かもしれませんが、この表紙がデザイン自体の工夫もあって好評価を得ているだけでも、その手間が報われていると思います。


オリジナル至上主義の読者が多くても、場合によっては現地の一般的な嗜好・価値観に合わせることもすごく大切。個人的には今回のようなローカライゼーションには大賛成です!敢えて大英断!と言っておきましょう。



もちろん、わたしも『もやしもん』は大好きです。新表紙のついたアメリカ版も売れて欲しいなぁ。



↓日本版8巻。ここまで各巻の表紙に統一感が無いといっそ清々しいですね。

もやしもん(8) (イブニングKC)

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アメリカでもかねてから濃いマンガ読みからは翻訳版が待望されていた『もやしもんアメリカ版。

Moyasimon 1: Tales of Agriculture

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オリゼー、カワイ過ぎ。